鏡を見た時にこんなことはありませんか?
・右の肋骨だけ出っ張って見える
・左右でくびれの形が違う
・片方だけ脇腹が張る
・ズボンの重心がいつも同じ側に寄る
・写真を見ると体が傾いている
実はこれ、珍しいことではありません。
多くの方は体を左右対称だと思っています。
でも実際の人間の体は、最初から左右対称ではありません。
今日は「肋骨の左右差」についてお話しします。
人間の体はもともと左右対称ではない
学校の理科で内臓の位置を習ったことを思い出してください。
心臓は少し左側。
胃も左側。
そして肝臓は右側にあります。
つまり体の中は最初から左右で違うのです。
見た目は左右対称に見えても、中身は違います。
実はこの違いが、呼吸や姿勢にも影響していると考えられています。
肋骨は呼吸のたびに動いている
肋骨は単なる骨のかごではありません。
息を吸うと広がり、
息を吐くと閉じます。
私たちは1日に2万回以上呼吸をしています。
つまり肋骨も毎日何万回も動いているのです。
ところが、
デスクワーク
スマホ
運転
ストレス
などが続くと、呼吸が浅くなります。
すると肋骨の動きにも偏りが生まれることがあります。
右の肋骨が開いている人がいる理由
施術をしていると、
右の肋骨が前に出ている方を見かけることがあります。
なぜでしょうか?
一つの考え方として、
右側には大きな肝臓があります。
肝臓は横隔膜という呼吸の筋肉のすぐ下にあります。
そのため呼吸を繰り返す中で、
右と左で少し違う動き方になることがあると言われています。
もちろん全員ではありません。
しかし、
人間はもともと左右差を持っている
という視点で見ると、とても自然なことなのです。
左右差は悪いことではありません
ここで勘違いしてほしくないことがあります。
左右差があるから悪い。
そういうわけではありません。
例えば、
右利き
左利き
利き目
利き足
これらも左右差です。
体にはそれぞれ個性があります。
問題なのは左右差そのものではなく、
その差が大きくなりすぎることです。
肋骨の左右差が大きくなると…
肋骨は体幹の中心にあります。
そのため肋骨の動きに偏りが出ると、
肩
首
背中
腰
股関節
にも影響することがあります。
例えば、
右ばかりで呼吸する
↓
右の肋骨が広がりやすくなる
↓
体幹が回りにくくなる
↓
腰や肩が頑張る
こんな流れが起こることもあります。
まずは自分の肋骨を触ってみよう
鏡の前に立って、
肋骨の下のアーチ部分を触ってみてください。
左右で形は同じでしょうか?
呼吸をした時の広がり方は同じでしょうか?
意外と違いがあることに気づく方もいます。
その違いは異常ではなく、
あなたの体の特徴かもしれません。
体は「左右対称」を目指していない
私たちはつい、
左右同じが正しい
と思いがちです。
しかし人間の体は最初から左右非対称です。
心臓も違う。
肺の大きさも違う。
肝臓の位置も違う。
だから肋骨の形や呼吸の仕方に違いがあるのも自然なことです。
大切なのは、
無理に左右を揃えることではなく、
自分の体の癖を知ること。
それが不調を理解する第一歩になります。
まとめ
肋骨の左右差は珍しいことではありません。
今回のポイントは、
✓ 人間の体はもともと左右非対称
✓ 肋骨は呼吸によって動いている
✓ 右側には肝臓、左側には心臓がある
✓ 呼吸や姿勢によって左右差が大きくなることがある
✓ 左右差そのものが悪いわけではない
もし鏡を見て左右差が気になったら、
まずは深呼吸をしてみてください。
あなたの体には、あなただけの特徴があるかもしれません。
今すぐ試してみてください。

