本当にその痛み、持病だけのせいでしょうか?

地域雑誌wao1月号で掲載されました
目次

「どうせ病気だから」

そんな言葉を聞くたびに、少し胸が苦しくなります。

「膠原病だから仕方ないんです」

「糖尿病があるから治らないですよね」

「もう歳ですから」

そう言って笑う方がいます。

でもその笑顔の奥に、

諦めや不安が隠れていることを私は知っています。


病院に通って、

薬も飲んで、

検査も受けて、

それでも痛みが続く。

周りにはなかなか理解されない。

頑張りたくても頑張れない日もある。

そんな毎日を過ごしていたら、

「もう仕方ない」

と思ってしまうのも無理はありません。


私だったらどうだろう。

毎日痛くて、

思うように体が動かなくて、

先の見えない不安があったら。

きっと同じように思うかもしれません。

だから私は、

その気持ちを否定したいわけではありません。


でも、本当に全部が病気のせいでしょうか?

ここで一つだけ考えてみてほしいのです。

膝が痛いのは本当に病気だけのせいでしょうか。

肩が上がらないのは本当に病気だけのせいでしょうか。


例えば膝が痛いと、

人は自然と動かなくなります。

痛いから歩かない。

痛いから階段を避ける。

痛いからしゃがまない。

それは当たり前のことです。

体を守るための反応です。


でもその結果、

股関節が硬くなる。

お尻の筋肉が弱くなる。

太ももの筋肉が落ちる。

そして膝にさらに負担がかかる。


最初は病気がきっかけだったとしても、

途中から別の問題が加わっていることがあります。

それなのに、

すべてを病気のせいにしてしまうと、

本当は変えられる部分まで見えなくなってしまいます。


私が見ているのは病名ではありません

施術をしていると、

病名だけでは説明できないことがたくさんあります。

膠原病がある方でも元気に歩ける方がいます。

糖尿病があっても旅行を楽しんでいる方がいます。

逆に大きな病気がなくても動けなくなっている方もいます。


だから私は、

病名だけを見ているわけではありません。

その人がどんな生活をしてきたのか。

どんなことを我慢してきたのか。

どんな不安を抱えているのか。

どこが頑張りすぎているのか。

どこが休みすぎているのか。

そんなことを見ています。


あなたの体はまだ諦めていません

長く痛みが続くと、

自分より先に体が諦めているような気持ちになることがあります。

でも実際は違います。

体は今日も頑張っています。

痛みながらでも歩いています。

疲れながらでも支えています。

眠っている間も修復しようとしています。


体はずっとあなたの味方です。

一度も敵になったことはありません。


諦めるにはまだ早い

もちろん病気は簡単なものではありません。

気合いで治るものでもありません。

根性でどうにかなるものでもありません。


でも、

病気があることと、

改善できないことは同じではありません。


歩きやすくなるかもしれない。

呼吸がしやすくなるかもしれない。

朝が少し楽になるかもしれない。

痛みが少し減るかもしれない。


その可能性まで、

病名と一緒に捨ててほしくないのです。


もしかすると、あなたは頑張りすぎてきたのかもしれません

痛みがあっても家事をしてきた。

体がつらくても仕事に行ってきた。

誰にも言わず我慢してきた。

周りに迷惑をかけないように頑張ってきた。


だから疲れてしまうのです。

だから諦めたくなるのです。

弱いからではありません。

頑張ってきたからです。


私は施術をしながら、

そんな方をたくさん見てきました。

だからこそ、

病名だけで自分の可能性を決めてほしくないのです。


まとめ

もし今、

「どうせ病気だから」

と思っているなら、

その気持ちを責めないでください。

そう思うくらい頑張ってきたのだと思います。


でも、

本当に全部が病気のせいでしょうか。


体にはまだ変えられる部分が残っているかもしれません。


病名だけで可能性を閉じないでください。

あなたの体は今日も諦めずに頑張っています。


体はずっとあなたの味方です。

一度も敵になったことはありません。

だから私も、簡単には諦めたくありません。

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