最近、息子が泥団子作りにハマっています。
家に帰ってくると、
今日も泥団子。
明日も泥団子。
暇さえあれば泥団子です。
ある日、
嬉しそうに見せてくれた泥団子を見て驚きました。
まるで磨かれた石のように、
ピカピカに光っていたのです。
「何か塗ったの?」
そう聞くと、
「何もしてないよ」
と不思議そうな顔をしていました。
ただ丸めて、
乾かして、
磨いただけ。
その時ふと思いました。
東洋医学も少し似ているのかもしれない。
泥団子は何かを足して光るわけではない
泥団子は、
特別な塗料を塗ったわけではありません。
高価な材料を使ったわけでもありません。
余分な泥を落として、
少しずつ形を整えて、
何度も磨く。
すると、
もともと泥の中にあった輝きが見えてきます。
東洋医学にも似たような考え方があります。
体に何か特別な力を加えるというより、
本来持っている力が働きやすい状態に整えていく。
そんな考え方です。
体は壊れているとは限らない
肩がこる。
腰が痛い。
疲れが取れない。
そんな時、
私たちはつい
「どこが悪いんだろう」
と考えます。
もちろん病気が隠れていることもあります。
ですが、
体が壊れているのではなく、
頑張りすぎていることも少なくありません。
眠る時間が少ない。
呼吸が浅い。
同じ姿勢が続く。
ストレスが溜まる。
そうした積み重ねの中で、
体はなんとかバランスを取ろうとしています。
痛みは敵ではなく、
「少し無理していますよ」
という体からのメッセージなのかもしれません。
鍼灸も整えるためのもの
鍼灸というと、
悪いところを治すもの。
そんなイメージを持つ方もいます。
もちろん症状を改善することは大切です。
でも私自身は、
体を整えるお手伝いだと思っています。
呼吸がしやすくなる。
力が抜ける。
眠りやすくなる。
動きやすくなる。
そうすると、
体が本来持っている力が働きやすくなります。
泥団子を磨くように、
少しずつ。
焦らず。
丁寧に。
体もまた変わっていきます。
子どもに教えられたこと
息子は泥団子を作るたびに、
割れてもまた作ります。
形が崩れても、
また丸め直します。
「もう無理だ」
とは言いません。
ただ黙々と、
楽しそうに磨いています。
大人になると、
少し痛みが続いただけで
「もう歳だから」
「昔みたいには戻らない」
と思ってしまうことがあります。
でも体は意外としぶといものです。
今この瞬間も、
良くなろうとしているかもしれません。
まとめ
泥団子を見ていると、
「整える」ということの大切さを教えられます。
何か特別なものを足すのではなく、
余分なものを落とし、
少しずつ磨いていく。
それは東洋医学の考え方にもよく似ています。
私たちはつい、
足りないものばかり探してしまいます。
筋力が足りない。
柔軟性が足りない。
年齢のせいかもしれない。
でも本当に必要なのは、
何かを足すことではなく、
本来持っている力が発揮できる環境を整えることなのかもしれません。
息子の泥団子は、
今日も少しずつ光っています。
私たちの体も同じです。
焦らなくて大丈夫です。
すぐに変わらなくても大丈夫!!
体は今日も、
あなたを守りながら頑張っています。

