治りやすい人に共通すること。実は「痛みの見方」の違いかも

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同じ施術を受けているのに、なぜ差が出るのでしょう?

鍼灸院で仕事をしていると、不思議に思うことがあります。

同じような腰痛。

同じような肩こり。

同じような生活習慣。

そして同じような施術。

それなのに、

どんどん変化していく人と、

なかなか変化を感じられない人がいます。

もちろん年齢や症状の重さも関係します。

ですが、それだけでは説明できないことがあります。


例えば施術後、

「まだ腰が痛いです」

と話される方がいます。

もちろん痛みが残っているのは事実です。

一方で、

「まだ痛いけど、靴下は履きやすくなりました」

「まだ痛いけど、朝は少し楽でした」

「まだ痛いけど、振り向きやすくなりました」

と話される方もいます。

実はこの違いが、とても大切なのかもしれません。


人間の脳は不思議なもので、

探しているものを見つけるのが得意です。

新しい車を買おうと思った途端、

同じ車ばかり目につく。

妊婦さんが身近にいると、

街で妊婦さんばかり見かける。

そんな経験はありませんか?

痛みも少し似ています。

「まだ痛い場所」を探し続けると、

脳はその情報を優先して集めるようになります。

すると、

良くなっている部分よりも、

まだ残っている痛みの方が目立つようになるのです。


痛みがある場所と原因は同じとは限らない

ここで一つ知っておいてほしいことがあります。

痛い場所と原因は同じとは限りません。

例えば腰が痛い方でも、

実際には肋骨の動きが硬かったり、

股関節の動きが悪かったり、

呼吸が浅くなっていたりします。

肩こりも同じです。

肩だけを見ていても、

首や胸郭、

腕の使い方が関係していることがあります。

つまり、

痛みがある場所だけを見続けていると、

本当の変化を見逃してしまうことがあるのです。


体は回復する前に変化する

多くの方は、

「痛みがなくなった=治った」

と考えます。

もちろんそれは大切な目標です。

しかし体はそんなに単純ではありません。

実際には、

寝返りがしやすくなる

呼吸が深くなる

歩幅が広がる

長く座れるようになる

朝の動きが楽になる

こうした変化が先に現れることがあります。

痛みが変わる前に、

体は少しずつ変わり始めているのです。


治りやすい人は変化を見つけるのが上手

長年施術をしていて感じるのは、

治りやすい人は特別ポジティブな人ではないということです。

むしろ、

体の変化を見つけるのが上手です。

「まだ痛いけど前より歩ける」

「まだ痛いけど寝やすい」

「まだ痛いけど仕事は楽になった」

そんな小さな変化をちゃんと見ています。

だから脳も、

痛みだけではなく、

良くなっている情報を受け取るようになります。


体は敵ではなく味方

不調が続くと、

どうしても体を敵のように感じてしまいます。

なんで痛いんだろう。

なんで治らないんだろう。

そう思う日もあるかもしれません。

でも体はあなたを困らせようとしているわけではありません。

痛みも、

張りも、

違和感も、

体が一生懸命教えてくれているサインです。

そして回復もまた、

少しずつ進んでいます。


今日からできること

もし今どこかに痛みがあるなら、

今日は一つだけ違う質問をしてみてください。

「まだどこが痛いかな?」

ではなく、

「前よりできるようになったことは何かな?」

です。

少し立ちやすい。

少し歩きやすい。

少し眠りやすい。

どんな小さなことでも構いません。

その変化に気づくことが、

回復への第一歩になるかもしれません。


まとめ

治りやすい人に共通しているのは、

ポジティブな性格とは限りません。

今回のポイントは、

脳は探しているものを見つけやすい

✓ 痛みばかりに意識が向くと痛みが目立ちやすい

✓ 痛い場所と原因は同じとは限らない

✓ 体は痛みが変わる前から少しずつ変化している

✓ 治りやすい人は小さな変化を見つけるのが上手

もし今、不調で悩んでいるなら、

痛みだけではなく、

「前より少しできるようになったこと」

にも目を向けてみてください。

あなたの体は、思っている以上に頑張っているかもしれません。

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