腰が痛いのに、なぜ肋骨の話をするの?
「腰が痛いから腰を伸ばす」
「腰をマッサージする」
腰痛があると、多くの方は腰ばかり気にしてしまいます。
もちろん間違いではありません。
でも、なかなか改善しない腰痛の場合、実は腰以外の場所が関係していることがあります。
その一つが「肋骨」です。
「え?肋骨と腰って関係あるの?」
そう思いますよね。
実は肋骨は、体をひねる動きや姿勢を支えるうえでとても重要な役割をしています。
肋骨は呼吸のたびに動いている
肋骨は肺や心臓を守るための骨です。
でも、それだけではありません。
私たちは1日に約2万回も呼吸をしています。
息を吸うたびに肋骨は広がり、
息を吐くたびに肋骨は閉じています。
つまり肋骨は本来、とてもよく動く場所なのです。
ところが、
・猫背
・長時間のデスクワーク
・ストレス
・浅い呼吸
などが続くと肋骨の動きが小さくなります。
すると胸まわりが硬くなり、背中も動きにくくなってしまいます。
肋骨が硬いと腰が代わりに頑張る
面体を右にひねる場面を想像してください。
本来は、
肋骨
↓
胸椎
↓
腰
の順番でバランスよく動きます。
しかし肋骨が硬くなると、上半身が十分に回転できません。
すると不足した動きを腰が補おうとします。
まるで動かないドアを無理やり開けるようなものです。
何度も繰り返しているうちに腰に負担が蓄積し、痛みにつながってしまいます。
腰痛の方は呼吸が浅いことが多い
当院でも腰痛の方を診ていると、
「呼吸が浅い」
「胸が広がりにくい」
「肋骨がほとんど動いていない」
という方が少なくありません。
本人は気づいていないことがほとんどです。
長年腰痛が続いている方ほど、体が緊張し続けています。
緊張すると呼吸が浅くなります。
呼吸が浅くなると肋骨が動かなくなります。
肋骨が動かなくなると体がひねれなくなります。
その結果、腰に負担が集中するのです。
肋骨を動かすだけで体は変わる
試しに両手を脇腹に当ててみてください。
そのままゆっくり息を吸います。
脇腹や背中がふくらむ感覚はありますか?
もし胸だけが上下しているなら、肋骨が十分に動いていないかもしれません。
おすすめなのが「肋骨呼吸」です。
やり方
①両手を脇腹に当てる
②鼻からゆっくり息を吸う
③肋骨が横に広がるのを感じる
④口からゆっくり吐く
⑤肋骨が閉じるのを感じる
これを5回ほど繰り返します。
たったこれだけですが、終わった後に体をひねると動きやすさを感じるでしょう。
まとめ
腰痛で来院された場合でも、当院では腰だけを診ることはありません。
呼吸の状態や肋骨の広がり方も確認します。
なぜなら肋骨の動きが改善すると、
・呼吸がしやすくなる
・胸椎が動きやすくなる
・体がひねりやすくなる
・腰の負担が減る
といった変化が期待できるからです。
腰痛の原因が腰だけにあるとは限りません。
体はすべてつながっています。
だからこそ当院では、腰だけでなく呼吸や肋骨の動きまで含めて施術を行っています。
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