「長年の肩こり」…肩に力が入るクセ|60代男性の改善事例

同様のお悩みでお困りの方へ

当院の鍼灸施術による改善例の一部をご紹介します。あなたと似た症状があれば、改善の参考になるかもしれません。

※症例は個人の経過であり、すべての方に同様の結果を保証するものではありません。

目次

主訴

以前から、首から肩にかけてのこりに悩んでいた60代男性の症例です。首から肩がパンパンに張る、肩が重い、長時間同じ姿勢でいるとつらい、疲れると肩こりが強くなるといった症状がありました。

長年の肩こりだったため、「もう年齢のせいだから仕方ない」と考えていたそうです。しかし、最近は肩のこりが強くなり、「このまま一生、肩こりと付き合っていくのかな」と感じるようになり、ご来院されました。

初診時の状態(評価)

身体を確認すると、首から肩にかけて強い緊張がありました。特に僧帽筋は硬く、肩周囲がパンパンに張っていました。しかし、ご本人は「自分では肩に力を入れているつもりはない」とのこと。

そこで、立っているときや腕を動かすときの身体の使い方を確認しました。すると、無意識のうちに肩をすくめるようにして身体を支える癖が見られました。本人には「力を入れている」という自覚がなくても、肩の筋肉は常に働き続けているような状態です。

長年の肩こりの本当の原因

肩や首の筋肉は、腕を動かしたり姿勢を保ったりするために必要です。しかし、肩甲骨周囲の筋肉がうまく協調して働かないと、特定の筋肉に負担が集中することがあります。

肩甲骨周囲の筋肉がうまく協調して働かない → 僧帽筋に負担が集中する → 無意識に肩をすくめる癖がつく → 力を抜いているつもりでも肩がパンパンに張り続ける

今回の患者さんでは、僧帽筋が頑張り続けているような状態でした。

施術方針 / なぜ当院の施術で改善したのか

そこで、硬くなった僧帽筋を緩めるだけでなく、肩甲骨周囲の筋肉を協調して使える状態を目指すことにしました。

施術では、首や肩周囲の緊張を確認しながら、僧帽筋への負担を軽減していきました。さらに、肩甲骨の動きを確認し、前鋸筋など肩甲骨周囲の筋肉が働きやすくなるよう、運動指導も行いました。

目的は、僧帽筋を使わないことではありません。肩を動かすときに僧帽筋だけが頑張るのではなく、ローテーターカフという深いところにある筋肉が協調して働くことで、肩や首にかかる負担を分散することです。

施術経過

最初の数回は、施術後には肩が楽になるものの、時間が経つと再び肩に力が入りやすい状態でした。しかし、施術と運動指導を重ねていく中で、少しずつ変化が出てきました。

5回目頃には、「前より肩に力が入らなくなってきた気がします」と話されるようになりました。以前は無意識に肩をすくめていたため、肩に力が入っていること自体に気づいていませんでした。しかし、身体の使い方を繰り返し確認することで、「今、肩に力が入っている」と自分で気づけるようになりました。

気づけるようになると、肩の力を抜いたり、肩甲骨を動かしたりすることもできます。その結果、「肩こりも前より楽になってきました」と感じられるようになりました。

同じような長年の肩こりでお悩みの方へ

長年肩こりに悩んでいると、「もう年齢のせい」「体質だから仕方ない」と考えてしまうことがあります。もちろん、年齢とともに筋肉や関節の状態が変化することはあります。

しかし、肩こりの背景には、肩をすくめる癖、同じ筋肉に負担が集中する身体の使い方、肩甲骨の動き、姿勢、運動不足など、さまざまな要因が関係していることがあります。

今回の患者さんも、長年の肩こりがあったからこそ、「肩に力が入り続ける身体の使い方」が身についていたのかもしれません。

肩こりを繰り返す方は、硬くなった場所だけでなく、なぜその筋肉に負担がかかり続けるのかを確認することが大切です。つむぎでは、症状のある場所だけでなく、身体の動きや使い方の癖も確認しながら施術を行っています。

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