動悸がするけど、検査では異常なし|40代女性の改善事例

同様のお悩みでお困りの方へ

当院の鍼灸施術による改善例の一部をご紹介します。あなたと似た症状があれば、改善の参考になるかもしれません。

※症例は個人の経過であり、すべての方に同様の結果を保証するものではありません。

目次

主訴

以前から、突然心臓がドキドキすることに悩んでいた40代女性の症例です。特に、疲れているとき、ストレスが強いとき、夜、静かにしているときなどに動悸を感じることがありました。

「心臓に何か問題があるのではないか」と不安になり、医療機関を受診。検査を受けましたが、明らかな異常は見つかりませんでした。それでも動悸が気になり、「自律神経が乱れているのかな?」と考えるようになりました。また、以前には鬱症状もあり、現在は改善しているものの、「また体調を崩したらどうしよう」という不安もありました。

初診時の状態(評価)

身体を確認すると、特に目立っていたのが、首から肩にかけての強い緊張でした。僧帽筋はパンパンに硬くなっており、肩を触ると常に力が入っているような状態でした。本人は「自分では力を抜いているつもり」とのことでした。

しかし、肩を動かす動作を確認すると、肩甲骨を安定させたり、腕を動かしたりする際に、僧帽筋に頼りやすい身体の使い方が見られました。

動悸・首肩の緊張の本当の原因

僧帽筋は、肩甲骨や首の動きに関わる重要な筋肉です。しかし、肩甲骨周囲の筋肉がうまく協調して働かない場合、僧帽筋に負担が集中してしまうことがあります。

肩甲骨周囲の筋肉がうまく働かない → 僧帽筋に負担が集中する → 首や肩の緊張が常に抜けない状態が続く → 身体が緊張し続け、疲労や動悸を感じやすい状態につながる

今回の患者さんでは、首や肩の筋肉が常に頑張り続けているような状態でした。

施術方針 / なぜ当院の施術で改善したのか

僧帽筋をただ緩めるだけではなく、肩甲骨周囲の筋肉をより使いやすくすることを意識しました。特に、前鋸筋を含めた肩甲帯の動きに着目しました。

自律神経の症状が出やすい人は僧帽筋や胸鎖乳突筋が張っている傾向にあります。施術では、硬くなっていた首や肩周囲の状態を確認しながら、僧帽筋の緊張を軽減していきました。しかし、僧帽筋を緩めるだけでは、普段の身体の使い方が変わらなければ、また肩に力が入りやすくなる可能性があります。そこで、前鋸筋など肩甲骨周囲の筋肉を使いやすくするための運動も指導しました。

施術経過

施術と運動指導を続ける中で、首や肩の緊張が少しずつ和らぎ、僧帽筋だけに頼らない身体の使い方を意識できるようになっていきました。以前には気分の落ち込みも経験しており、身体の緊張だけでなく、心身の疲労も含めて状態を確認しながら施術を継続しました。

同じような動悸・首肩の緊張でお悩みの方へ

「自律神経が乱れているかもしれない」と感じると、「自律神経を整えなければ」と考えてしまいがちです。しかし、自律神経は目に見えるものではありません。

そのため、今回のように、首から肩にかけての強い緊張、肩甲骨の動き、呼吸、身体の使い方、睡眠や疲労など、実際に確認できる身体の状態を一つずつ見ていくことが大切だと考えています。

「自律神経が乱れているから仕方ない」と諦めるのではなく、今の身体にどのような緊張や動きの偏りがあるのかを確認していきます。

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