右のお尻の違和感が、いつのまにか左膝の痛みに変わっていた|60代女性の改善事例

同様のお悩みでお困りの方へ

当院の鍼灸施術による改善例の一部をご紹介します。あなたと似た症状があれば、改善の参考になるかもしれません。

※症例は個人の経過であり、すべての方に同様の結果を保証するものではありません。

目次

主訴

来院されたのは、週に一度は欠かさずヨガを続けている60代の女性です。

きっかけは、右のお尻に感じ始めたしびれるような違和感でした。最初は「座りすぎかな」くらいに考えていたそうですが、次第に左膝に痛みが出るようになり、膝を曲げる動作そのものがつらくなっていきました。

膝の痛みを経験したのはこれが初めて。ヨガのレッスンでは、以前は問題なくできていたポーズが少しずつこなせなくなっていったといいます。

初診時の状態(評価)

実際に身体を拝見すると、痛みのある左膝だけでなく、足首や股関節まわりにも共通した硬さが見つかりました。

足首は思った以上に太く張っていて、可動域もかなり制限されている状態。太もも全体がパンパンに固くなっており、特に内転筋と大腿筋膜張筋という筋肉に硬直が見られました。

歩き方を見ると、膝を曲げるのを避けるように足を突っ張らせて歩いていました。それゆえ、膝そのものというより、股関節から足首までの一連の動きが噛み合っていませんでした。

膝の痛みの本当の原因

膝が痛いと、どうしても膝そのものが悪いと思ってしまいます。

でも今回のケースでは、膝は「痛みが出た場所」であって、本当の原因は別のところにあると考えました。

最初に違和感が出ていたのは、左膝ではなく右のお尻でした。

身体を確認すると、右のお尻や股関節、足首の動きに硬さがありました。

右側がうまく動かない分、身体は別の場所で動きを補おうとします。

その結果、反対側の左脚に負担がかかり、最終的に左膝に痛みが出ていたのではないかと考えています。

つまり、

右のお尻の違和感
右の股関節や足首の動きが悪くなる
身体が別の場所で補う
左膝に負担が集中する

という流れです。

膝だけが悪かったわけではなく、身体全体の動きのバランスが崩れた結果、左膝に痛みが出ていた。

今回の膝の痛みは、そんな状態だったと考えています。

施術方針/なぜ当院の施術で改善したのか

膝そのものを揉みほぐすだけでは、根本的な改善にはつながりにくいと考えました。

そこで今回は、膝に負担をかけていた股関節や足首の動きを整えることを中心に施術しました。

硬くなっていた内ももの筋肉や太ももの前の筋肉には鍼を行い、整体で股関節と足首の動きも整えていきました。

膝だけを見るのではなく、膝に負担がかかっていた原因を一つずつ整えていったことが、今回の改善につながったと考えています。

施術経過

膝の痛みは、1回の施術だけですぐに消えるものではないことがほとんどです。今回も根気強く通院を続けていただきながら、少しずつ変化を積み重ねていきました。

  • 施術開始〜数回:足首・股関節の可動域が少しずつ広がり始める
  • 中盤:膝を曲げる際の突っ張り感が和らぎ、歩き方にも変化が見られる
  • 10回程度経過:ヨガのレッスンでできなかったポーズが少しずつできるように

現在では以前より多くのポーズがこなせるようになり、ご本人も「膝を気にせず動けるようになった」と実感されています。

同じような膝の痛みでお悩みの方へ

膝の痛みは、膝だけを診ていても原因にたどり着かないことがあります。今回のように、股関節や足首の硬さ、さらには反対側の身体の使い方までもが影響しているケースは決して珍しくありません。

「思い当たる怪我もないのに膝が痛い」「運動を続けているうちに、少しずつ動きが悪くなってきた」という方は、膝以外の場所に本当の原因が隠れている可能性があります。当院では、身体全体のつながりを評価しながら、その方に合わせた鍼灸・整体をご提案しています。

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